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【乳がんの治療】放射線治療ってどんな治療?治療費と副作用対策

乳がん情報サイトBC&Meでは、乳がんと診断されてから、治療、そしてその後の日常生活までをサポートする情報を発信しています。

乳がんの代表的な治療のひとつに放射線治療があります。

放射線治療ってどんな治療?副作用はあるのかしら?

放射線治療は、抗がん剤治療やホルモン治療と比べるとあまり副作用が注目されませんが、やはりいつもと体調が違うと感じる方も多くいらっしゃいます。

このページでは、治療中に気を付けたいこと、気になる治療費、また代表的な副作用と副作用対策におすすめのアイテムについてご紹介します。

Contents

乳がんの放射線治療

乳がんの代表的な治療のひとつ 放射線治療

放射線治療の目的

乳がんの代表的な治療のひとつが放射線治療です。

放射線治療とは、主に再発予防のために行われます。切除手術で腫瘍部分を綺麗に取り除いたつもりでもわずかに病変が残っていた場合、そこから局所再発する可能性があるため、放射線を照射することで再発を予防します。

乳房全摘手術を行ったことで再発リスクが低いと判断された場合は放射線治療は行われない場合もあります。

放射線治療の内容

放射線治療は16~30回行われます。放射線治療は治療を休むと効果が低下するとされているため、治療中は毎日(病院によっては週5日など)通院し、照射を行います。

毎日通院する必要があるため、放射線治療のみ通いやすい病院に変更する方もいらっしゃいます。

放射線治療の初日は、照射のためのマーキングが行われます。照射する箇所に目印のために皮膚に直接マジックで印を書きます。

このマジックなのですが、専用のマジックをつかう病院もありますが、通常の文具のマジックを使う病院もあります。その場合、下着にマジックの色がついてしまうことも。

色がついてしまってもかまわない下着や、もしくはついた印が目立たない黒っぽい下着を着ていくなど準備をしておきましょう。首回りが広く開いている洋服の場合は、マーカーで書いた印が見えてしまうこともありますので、こちらも注意が必要です。

またこの印は治療中消えてしまわないようにしなくてはなりません。技師の方に日常生活でどのように気を付ければよいか注意事項をよく聞いておきましょう。

放射線治療の初日はこの印付けや準備があるため1~2時間ほどかかってしまいますが、その後の通院では照射自体は1~2分で終了します。照射に痛みや熱を感じるようなことはありません。

毎日通院する必要があるため、仕事をしている場合は時間の調整が必要です。会社の近くの病院に半休を利用して通う、など工夫して仕事と治療を両立している方も多くいらっしゃいます。

放射線治療、ここに注意
  • 毎日通院するため通いやすい病院に変更することができるか相談する
  • マーカーの色がついてしまっても気にならない下着を着ていく
  • マーカーの印が見えないように首元が詰まった洋服を選ぶ
  • 放射線治療と仕事を両立するためには、半休や時間休などが使えるか会社に確認する

放射線治療の費用

放射線治療は保険診療で受けることができます。治療費ですが、照射線量や照射の回数によっても異なりますが、1回5,000~6,000円。全部で10~20万円ほどになるかと思われますが、高額療養費制度が使えますので、実際の窓口支払い額はこれより少なくなる場合があります。申請を忘れないようにしましょう。

乳がんの放射線治療 代表的な副作用

保湿を入念に

放射線治療の副作用は比較的軽く、抗がん剤治療のような、脱毛や吐き気、白血球の値が低くなるといった副作用は起こりません。

放射線治療の代表的な副作用のひとつが皮膚炎です。放射線の照射によって軽い日焼けのような状態になり、痛みやかゆみ、皮膚が熱を持ちひりひりしたような状態になります。治療終了後1か月ほどすれば症状は治まりますが、辛い場合は医師に早めに相談しましょう。

症状をひどくさせないためには、予防のために症状が出る前から早めにケアを始めることが大切です。

照射した部分はきれいに洗浄してから保湿を入念に行いましょう。乳がんサバイバーの方に人気なのがバイオイルです。

また治療中は照射部分の日焼けも避けましょう。

そのほか、治療が終了してしばらくしてから、肺に放射線を照射したことが原因でなる放射線肺臓炎などの報告がありますが、頻度は少なくあまり心配する必要はありません。


乳がん学会のガイドラインにも放射線治療の副作用について詳しく解説があります。

乳がんの放射線治療は、抗がん剤治療やホルモン治療と比べると日常生活に支障が起こるほどの重篤な副作用は起こらないとされていますが、それでも毎日通院することからの疲れの他、倦怠感や体調の崩れを感じる方はいらっしゃいます。こうした症状も治療が終わればやがて治まります。

辛いときは無理をせずに、すべてを自分でやろうとせずに、いろいろなサービスを上手に使ってこの期間を乗り越えていきましょう。

毎日の通院のモチベーションアップに BC Note

毎日続く放射線治療もちょっとした工夫でモチベーションがアップします。

乳がん治療を記録できるBC Noteには、放射線治療のためのスタンプ帳のページがあります。お気に入りのシールやスタンプを用意するのも楽しいですね。また通院の区切りで自分へのご褒美を用意するのも、気持ちよく通い続けるためのアイデアです。

BC Note 放射線治療スタンプ帳

BC Noteは、乳がんサバイバーの「こんなのがあったら!」という声から生まれました。乳がん治療の体調やスケジュールの管理に役立つ機能が満載です。治療中の不安な気持ちを整えるのにも役立ちます。バックにも入れやすいA5サイズ、全60ページです。

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