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乳がんになっても働ける? 治療と仕事の両立のためのポイント

乳がん情報サイトBC&Meでは、乳がんと診断されてから、治療、そしてその後の日常生活までをサポートする情報を発信しています。

乳がんと診断された時、多くの女性が仕事をしています。

乳がんになったら、もう今まで通り仕事なんてできないのではないかしら…

乳がんになったからといって、仕事を辞めるという選択をすぐにしてはいけません!

乳がんの治療期間よりも治療後の人生のほうが長く続きます。特に40~50歳の乳がん世代では、一度離職してしまうと、再就職が難しいのが現状です。

実際には多くの方が、治療と仕事を両立していますし、乳がんをきっかけに新しいキャリアを選んでいる方もいらっしゃいます。

仕事を続けるか、どのように続けるかについては、慎重に決めていきましょう。

ここでは、乳がん治療と仕事を両立するためのポイントを治療別お伝えします。

Contents

​8割以上が乳がんになっても仕事を続けています

リモートワークという選択肢も

​乳がんの罹患のピークは30代後半から50歳代までですが、現在では女性の社会進出が進み、この年代の女性の多くが働いています。

つまり、乳がんと告知されると、多くの女性が乳がん治療と仕事との両立について直面するのです。

では実際に乳がんと告知された時、何割の方が会社を辞めずに仕事を続けているのでしょうか?

​(2018年 NPO法人ビーシーアンドミー N=100)

​アンケートによると、80%以上の方が乳がんと告知された後も同じ会社に勤務し続けています。

また、会社を辞めた方の理由にも、乳がんをきっかけに仕事について見つめ直したという方や、数ヶ月・数年スパンで休職して復職したり、一度離職して治療中に資格を取る、キャリアチェンジする方もいらっしゃいます。

BC&Me

すぐに会社を辞めてしまうことを考えずに、さまざまな選択肢があることをまずは知っておきましょう。

​治療と仕事を両立するためのガイドライン

国も、がん治療と仕事との両立について積極的に動き始めました。

​2016年の2月に厚労省から「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」が公表されています。このガイドラインには治療と職業生活の両立支援の進め方が記載されています。

たとえば、就業規則では一日単位でしか休暇が認められていない場合でも、労使協定を結ぶことで時間単位の休暇を取得できるよう配慮すること、など両立支援のための制度を整備することが事業所に求められています。

もし、職場の理解を得られないときは、ぜひこのガイドラインをもとに職場と交渉してみましょう。

現在ガイドラインは令和3年度版がでています。こちらからダウンロードできます。

➡事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン

​会社に伝える時期はいつ?

まずはあなたが乳がんを理解する必要があります

このように、少しづつですが、がん治療についての理解は広がっています。しかし具体的な両立方法についての理解や知識を会社に期待するのは、まだ難しいのが現状でしょう。

そのため、乳がん治療と仕事を両立するためには、まずあなた自身が会社に乳がんについて知識をもち、正しく説明する必要があります。

このサイトでも乳がんについて正しく知るための様々な情報を発信していますので、参考にしてみてください。

また、乳がんと診断されてから正式な治療法が決まるまでは時間がかかります。会社に知らせるのは治療の見通しが立った時点でも遅くはありません。その時までには、会社の人事制度などを良く確認し、休職期間や会社に配慮して欲しいことなども整理しておきましょう。

会社の同僚にどこまで話すかは、会社の規模や雰囲気、あなた自身の考え方によって様々で正解はありません。けれども乳がんになったからといって、何も悪いことをしたわけではありません。堂々と話し、まわりの理解を得るのも一つの考え方です。

​乳がん治療別・両立のためのポイント

乳がん治療と仕事との両立

会社を辞めずにいたとしても、治療との両立には工夫が必要です。ここでは治療別に治療にかかる日数や両立のためのポイントをまとめました。

検査

乳がんと診断される前もされた後も様々な検査が続きます。半日や一日だけで終わる場合も多いので、半休や有給を活用しましょう。

手術

手術は術式や乳房同時再建の有無などにより入院期間が異なりますが、4日~2週間ぐらいが多いようです。術式によっては術後安静との指示がでる場合があります。どこまでなら体を動かしてよいか、あなたの仕事の内容(デスクワークか、重いものを頻繁に持つか等)を医師によく説明し、相談しましょう。

一般に乳房の切除手術は内臓系の外科手術とは異なり、体力や食欲が落ちることはありません。術側の腕がすぐに上がらない、重いものが持てない、などといったことはありますが、体自体は術後すぐに動けるようになります。

放射線治療

16~30回程度、平日毎日通って放射線の照射を受けます。照射にかかる時間は準備や着替えなどを含めて30分程度で、それに受付や会計の時間が加わります。半休を利用するほか、時間単位の休暇取得が可能か会社に相談してみましょう。

抗がん剤治療

仕事との両立で一番心配なのが抗がん剤治療ではないでしょうか?薬剤によっても異なりますが、3週間おきに4クール(約3か月間)の投与が多いようです。初回は、入院して投与する場合もありますが、現在、ほとんどの抗がん剤投与が入院ではなく通院で行われています。投与時間は2時間程度が一般的で、投与終了後、仕事に行かれる方もいらっしゃいます。

抗がん剤の副作用には個人差が大きく、どの程度、どの時期に出現するかを事前に予測することは現時点ではできないので、予防・対策は万全に行いましょう。抗がん剤治療は数ヶ月続きますので、初回の投与で様子を見てから働き方を決めることもできます。

​毎日の生活の中でのちょっとした工夫やお手入れ、また事前の準備で、抗がん剤の副作用を抑える・軽くすることができます。抗がん剤の副作用対策についてはこちらの記事を参考にしてください。

ホルモン療法

術後、再発予防のために5~10年続けることが一般的です。経口剤を毎日、もしくは数ヶ月に1度の注射をします。ホルモン療法は女性ホルモンの働きを抑えるため、更年期障害に似た副作用症状が出ます。ホットフラッシュ、関節の痛み、気分のムラなどがよく報告されますが、ほとんど感じない人もいるなど個人差も大きいのが特徴です。仕事をしていると副作用が気にならない、という声も聞かれます。

乳房再建

乳房再建は術式によって入院期間が異なりますが、インプラントだと数日、自家再建の場合は2週間程度入院が必要となります。乳房再建に関しては、まだまだ社会的な理解が十分と言えず、切除手術と違って、再建のために会社を休むのは言い出しにくい、という声も聞かれます。でも、乳がんは再建までが治療です。スムーズに治療に入るためにも、普段からコミュニケーションをとっておく、周りに乳がんに関して理解してもらう、などを心がけ、環境を整えておくことも必要でしょう。

乳房再建についてはこちらのページにもまとめています。

治療開始から1年以降

手術から1年経つと、通院が数ヶ月に1度と減っていきます。その頃には、以前と同じペースで仕事に戻れている、海外出張にも行っている、という方が増えてきます。一時の辛さが過ぎ去れば、日常が戻ってきます。がんばりましょう。

仕事を休んでも支給される:傷病手当制度

傷病手当は自宅療養も対象です

がん治療で会社にいけず、有給休暇ももうない。このまま休み続けていると収入が途絶えてしまう…。

こんなときは傷病手当という制度があります。

会社の健康保険に加入している必要がありますが、これは労災ではない怪我や病気で業務遂行が困難な場合、給与額を上限に一部が支払われる制度です。

傷病手当をもらっている期間は、会社から給与はもらえませんが、その代わり、標準報酬日額の3分の2の金額を、最長1年6ヶ月までの期間もらうことができます。

抗がん剤の副作用には個人差がありますが、なかには体調がすぐれず職場復帰が難しい方もいらっしゃるでしょう。傷病手当は入院だけでなく自宅療養も対象となります。

申請が可能か、会社の総務・人事、もしくは健康保険組合に相談しましょう。

​ただし、手当をうけるには、対象となる休業期間などの要件がありますので、確認が必要です。


仕事との両立のためにはスケジュールや体調の管理が必須です。そのためのおすすめアイテムがBC Noteです。

治療準備のためのto doリストを書き込める欄はもちろん、検査の結果や抗がん剤の副作用管理のためのページもあり、乳がん治療の体調管理に役立つ機能が満載です。

BC Noteは、乳がんサバイバーの「こんなのがあったら!」という声から生まれました。乳がん治療の体調やスケジュールの管理に役立つ機能が満載です。治療中の不安な気持ちを整えるのにも役立ちます。バックにも入れやすいA5サイズ、全60ページです。

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