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【アンケート】実際に乳房再建した方のリアルな体験談

Q6 乳房再建後の乳頭・乳輪について教えてください。

乳房再建手術でふくらみを取り戻した後に持ち上がるのが乳頭・乳輪問題。 乳房の再建手術から半年ほど期間をあけなくてはならないため、この期間にいろいろと考えてしまうことでしょう。

またふくらみさえ戻れば、と考える方も多いかと思います。 実際、今回のアンケートでも、半数近くの方が、再建手術も人工乳首も使わない、と回答しています。

ふくらみだけでなく、乳首・乳輪があれば、銭湯やスパなどでも気兼ねなく楽しむことができるので行動の範囲が広がります。 乳頭・乳輪を取り戻す方法としては再建手術と人工乳首(ニップル)を使うという2つの方法があります。こちらの記事で、再建手術と人工乳首(ニップル)を比較していますので参考になさってください。


乳がんサバイバーからのアドバイス

最期に、乳房再建手術を終えた先輩サバイバーから、これから続く方々へのアドバイスをご紹介します。

乳輪、乳頭の手術をしましたが、残念ながら、乳頭は血流が悪く平らになってしまいました。再度チャレンジします。

乳ガン手術からある程度再建まで考えて医師に相談したので、気持ち的には安定しました。

ステージ0と診断されていたため同時再建を決断しましたが、手術の順番を待っている間にリンパ節転移がわかりました。医師のすすめもありそのまま手術してしまいましたが、ゆっくり二次再建でもよかったのでは…と思っています。大病院は手術まで待たされることも考えておいた方がいいと思います。

前もって触り心地などを知っておくべき 

温存して放射線治療や他部への発生などの心配事を抱えるより、 全摘+再建を選んだほうが精神的にも良いと思います。 再建技術は本当に進んでおり、保険も効きます。不安な点は先生にどんどん質問することをお勧めします。

私は再建してよかった。医師とのコミュニケーションと体験者からの情報収集、自分の性格や生活によって色々で正解はない。 再建の終着は自分が判断するしかない。きれいにしたいと思うのは贅沢やわがままではないと思う。

信頼できる病院を選択してください。

同時再建したことで、手術した後も膨らみがあり、あまり喪失感がなかったので同時再建して良かったです。

自分に可能な術式は一通り勉強してから術式を医師と相談するべき。やり直しはきかないので自分の意思で決めないと、後悔すると思います。主治医から乳がんガイドラインを読んで良く考えてくださいと言われました。

乳房再建をされた方のブログを見ると、いつまでも違和感や痛みがあるような事が多く書いてあり、再建する勇気がなかなか持てませんでした。しかし、手術をしてみて、違和感はありますが、普段は忘れてしまう程度の違和感ですし、痛みは術後や水を足した時に我慢出来る程度の痛みでした。再建するのを迷っていた時に、あまりに違和感があり、馴染めなかったら取る事も出来るとのアドバイスを受け、インプラントの場合は、それも出来るのか!と思い、再建しました。 私は全摘した時の胸が失くなった気持ちを味わっているので、同時再建の方より満足感は大きいかもしれません。

再建が必要なほどの摘出というのは、なかなか受け入れがたいかもしれませんが、再建を決められたら、リスクもきちんと聞いて、生活パターンにあった方法を選ぶのがいいです。というようなことはおそらく誰もが言われることででしょうが、なるだけ時間をかけて考える方がいいと思います。 すぐに決めなくちゃ、と焦らずに。

1次自家再建は体への負担が大きい。インプラントの方が負担が少ないかもしれない。

いろんな術式についてしっかり知ること。 実際に何人かの形成外科医の診察を受けてみること。 迷いながら受けるのではなく納得して受けること。 トラブルに対処できる医師を探すこと。(経験豊富な医師)

不安な事だらけでしょうが、焦らずに。

大学病院など、手術実績のある病院を選ぶとよい。

納得いくまで医師と話し合ってください。

胸がなくなるということは悲しいことですが、再建で少しでももとに戻ると思いました。

最初再建しようかどうか迷いましたが、やってみてすごく自然で手術前と変わらなかったので気持ち的に自分は癌なんだと落ち込むことがなくよかったです。

とにかく,主治医にとことん相談説明を受けて 納得できる形で手術に望むことが一番だと思います。 リスクの説明も受け,すべての疑問を解決した状態で手術を受け入れることだと思います。 説明から,起こりうるリスクが自分にとって受け入れられないものであれば術式の変更を検討することができます。 時間をかけて,話ができる先生,信頼できる先生と巡り会うことが最良の結果を得られる第一歩だと思います。 私の場合,深下腹壁動脈穿通を含む腹直筋皮弁の一次再建で,術後すぐは「本当に歩いて帰れるのだろうか?」というくらい辛く,自分の選択は間違っていた(欲張りだった)のだろうかと内罰的になりました。 特に一次再建では家族,身近な人の支えも欠かせないと思います。

アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました! さて、乳房再建についてはこちらのページでもご紹介しています。

また乳房再建を選ばない場合、人工乳房という選択肢もあります。こちらのページでご紹介しています。


乳房再建ではどの術式を選べば良いかに正解はなく、病理タイプやライフスタイル、ご本人の希望などによって適した術式は異なります。しかし、自分の少し先を歩く先輩サバイバーの声からは、納得のいく答えを見つけ出すヒントが溢れていました。


今回のアンケート結果が、あなたの乳房再建の悩みを少しでも解決することに役立てば、と願っています。(了)

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